身内の擁護と言うのはほぼ火に油を注ぐ結果にしかならない

身内の擁護と言うのはほぼ火に油を注ぐ結果にしかならない

バイオリニストの高嶋ちさ子さんが、子供のゲーム機を罰として壊したというツイートが盛り上がっています。

現状、多くの人は批判的な意見をもっているようです。

そんな中、同じくバイオリニストの葉加瀬太郎さんが高嶋さんを擁護するような発言をしてネット上では「火に油を注いでいる」とこれまた話題になっています。

炎上しているとも表現されていますが、基本的に身内(同じ業界)の人がフォローをしてもあまり効果が無いような気がするですよね。

去年、大問題となった東京オリンピックのエンブレム問題。

佐野研二郎さんが制作したエンブレムがパクリではないかという意見がネットで盛り上がり、結局佐野さんのエンブレムはお蔵入り。

新しいエンブレムを公募することになってしまいました。

この時も佐野さんを擁護していた人たちは、彼の身内(デザインやコピーライター、広告代理店など)でした。

彼らの擁護の仕方も「デザインは一般人にはわからない」などといった、ある意味「上から目線」の擁護の仕方で、これがネットを中心とした一般の人からの反感を買ったように思います。

今回の高嶋さんを擁護した葉加瀬さんの発言も

「ゲーム機を壊す事の良否は結構、でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます。(中略)あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人がいるわけがないから。」

と一般人には分かりにくい評価基準、彼らの世界の評価基準(のようなもの)で高嶋さんを擁護しようとしています。

これには一般の人たちから反感が出るのも当たり前。

まあ、極端な話何かに秀でている人に悪人はいないって話になってしまうわけでして。極端な話ですよ。大事なので二度言います。

こう言う時には、業界内の評価じゃなくて、せめてその問題となる行為に対して彼らはこう言う態度で臨んだことがある、というような発言で擁護するのが良いと思うんですけどね。

佐野さんの場合は、せっかく擁護してくれた人をも裏切るようなパクリ疑惑が次々と出てきてしまったので仕方がないんですけど。

または業界内ではなくいつもは辛口の批判ばかりする人に擁護してもらえるのが一番だと思うんですけど、それは無理か。

いずれにせよ同じ業界の人が友達だからと言って軽々に擁護すると再炎上する可能性が高いので、くれぐれも気をつけて擁護しましょうと言うことですね。