キュレーションメディアは広告記事にちゃんと日本語で「広告」って入れてくれよ

キュレーションメディアは広告記事にちゃんと日本語で「広告」って入れてくれよ

キュレーションメディアは広告って文字を入れて欲しい

キュレーションメディアは正直あんまり好きじゃないです。なんというかお金儲けをしようとし過ぎな気がして。いいんですよ、お金儲けするのは株式会社なんだから。でもその儲け方が好きじゃない。利用者を半分だまそうとしているのが気に食わないんです。キュレーションメディアの多くは広告によって成り立っています。成り立っているかもわからないですけど。

で、その広告というのは基本的に配信される記事と記事の間に挟み込まれているわけです。配信記事タイトル→広告記事タイトル→配信記事みたいな感じで。で、多分ですけどキュレーションメディア的にはなんとかこの広告記事を見てもらいたいわけです。

■いつも間にか消えた「広告」の文字

なのではじめのうちは結構分かりやすく広告記事には「広告」と書いてあったのですが、それが英語になり「sponsor」とかなんだかぱっと見ただけでは、広告なのか広告じゃないのかが分からなくなってしまってきてるんですよ。

と文句を言っている割にはとりあえず「Gunosy」と「Antenna」は入れてるんですね。Gunosyはほぼ毎日みますけど、Antennaは週に1回見るか見ないかって感じです。前は毎日決まった時間にお知らせする設定をしていたのですが、うざいんで切りました、Gunosyだけ。Antennaも切りたいんですけど、切る方法がないんですよね。これもどうにかしてほしい。

でこの前そのAntennaの記事を見たんですけど、なんだこれって思う記事があったんですよ。それがこちら。

anntena

真ん中の「SAMURAI BLUE 話題の感動CM」ってやつです。あれワールドカップ終わったのにまだそんなCMやってるんだと思ってクリックしてみたらこれですよ。

登録は7ヶ月前じゃないですか。しかもワールドカップの時に何回も見ましたよこれ。しかもたいして感動的でも何でもないし・・・。もしかしたら感動してる人もいるかもしれないけど。そして話題になってるって言ってもこのyoutubeの動画8万回しか再生されてないじゃん。それで話題とか言っていいんですかね。

なんでいまさらこんなのを流すんだろうかと、しかも「話題の感動CM」とかどう考えても煽りすぎだろうと。そして一番腹が立ったのが、antennaのアプリでこの記事をクリックしたらいきなり動画が流れたところ。もう記事でも何でもない、本当に広告。そしてこれが「広告」なんて表示はどこにも書いていない!

■antennaは結構いいアプリだったんだけどなー

実はantennaは数あるキュレーションアプリの中でも好きなアプリだったんですよ。コンセプトが他のアプリと全く違う。写真をしっかりと使って食べ物や景色など見栄えのある記事を紹介してくれる。それが最近はなんとなく雑多な情報が増えてきた気がします。すごい残念。

もちろんキュレーションメディアを運営するためには経費が必要です。でもこのままじゃ信用をどんどん失っていくような気がするんですよね。無理やり見せられた広告にいいイメージなんて持たないから、広告主にとっても決していい結果には結びつかないと思います。

どのキュレーションメディアもこの広告モデルから早く抜け出さないと、どんどん追い込まれていってより金儲けの臭いのする記事を配信することになることでしょう。もしかしたら半分くらい広告なんてところも現れるかもしれません。

■広告モデルだとタカが知れてる

正直他人のふんどしを借りている以上、こういった広告モデルでしか売上立たないんでしょうけど。newspicksはその辺分かっているのか、もともと課金の仕組みがあったり、自社メディアを育てるべく著名な人を引っ張って来ているので、うまくいけばいいなーと思いますけど。ただ、それって今までのメディアと何が違うのかって話になって矛盾しちゃうんですけどね。読売新聞や東洋経済、numberなどのメディアに勝てるメディアを作るのは相当難しいんじゃないかと思います。

いずれにせよ今の広告モデルから抜け出せるアイデアがないと息詰まりそうな気がしますけどね。海外に打って出ているみたいですけど果たしてどうなる事やら・・・。