ネイティブ広告も記事などと混同しないために文章の頭に「これは広告です」って書く!次に来るのはレビュー記事「広告」だと思う。

昨年くらいから色々と問題になりつつある「ネイティブ広告」。そもそも定義自体が定まっていなくて、ギョーカイの方々にも色々な意見があるみたいです。ただ、ギョーカイの方々がなんと言おうと読者や視聴者側から見たら「広告」なんですよね。しかも読んでいてそれが広告と気が付かないことが多い、ある意味で悪質な「広告」。

そんなネイティブ広告にもちゃんとルールを作ろうって話があったみたいです。

「ネイティブ広告」の運用指針を作成

インターネットのサイト内の記事や投稿と同じデザインで掲載する新しい形態のネット広告「ネイティブ広告」について、見る人が記事や投稿と混同しないよう広告であることを明示することなど運用にあたってのガイドラインが作成されました。

NHK NEWSweb
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150319/k10010020601000.html

ネイティブ広告をNHKが扱うあたりが趣き深いですね。そして「新しい形態のネット広告」とネット広告であることを強調しているあたりもいいですねぇ。まあ、ぶっちゃけネットだけじゃなくてテレビだって雑誌だって新聞だって似たようなことやってますけどね。とはいえネットに比べたらまだ「広告」であることが分かりやすいですけど。

僕くらいになるとなんかやたらと企業やサービスのいいところばかりを書いている記事を見ると「ははーん、これはネイティブ広告だな」って思ってよく見ると隅っこにすげー小さな文字で「広告」とか書いてあるんですよ。最近はもっと酷くて「広告」じゃなくて「ads」とか「プロモーション」とか書いてあってほんと勘弁してほしいです。

どう贔屓目に見ても二重の意味で読者を馬鹿にしていると思うんですよね、ネイティブ広告は。まず1、スポンサーよりの記事しか書かない。まあ広告だから当たり前ですけど。そして2、広告であることをごまかす。これ最悪ですよね。

そんなわけでいつもいつも思うんですけど、ネイティブ広告の場合はその記事などの書き出しの部分に「これは○○株式会社の広告です」て書いておけばいいんですよ。なんで広告なのに「広告」って書けないのかが分からない。ガイドラインはこれだけで十分だと思うんです。

でも、もしこれでネイティブ広告が運用されると多分広告主は一気にネイティブ広告をやめると思うんですよ。だって「記事と見せかけて読者を錯誤させることにより、商品やサービスのイメージアップを図る」と言うのがネイティブ広告ですから。あー、昔からあるいわゆる記事広告は残っていくと思います。

だから媒体側は新たな広告を作りだすと思うんですよね。それはレビュー記事の体裁を取った「レビュー記事広告」です。レビュー記事だとその商品やサービスの良いところだけを書いておけば問題ない。もし悪いところがあったとしても書いている記者の主観ではそれは悪いとは思わなかったと言い逃れができるからです。

例えば先日販売が発表された某VAI○ Phone。大方の記事はすげーネガティブに書いていたのですが、中には坦々とスペックの情報だけ載せていて、記事の締めの持って行き方はこのスペックなら安くないとか、スペックとしては十分と言う内容。色々言われているデザインに関しても、「高級感がある」とすら書いている。

うん、記事としては全く問題がないと思うし、別に悪いところを必ず取り上げなくちゃならないなんて決まりはないし、デザインなんてどう感じるかはその人次第。だから例え大多数の人が期待外れだったデザインでも、たまたま偶然手に取った記者の好みに合えばそれは高級感のあるデザインとなるわけです。さらに記事の書き方として、「企業が高級感が売り」と言ったからそのまま記事にした、なんてことでもこれは問題にならない。だって事実を伝えているから。

まあ、そんなわけで恐らく次はレビュー記事が広告化していくと思うんですよ。といってもそんなの結構前からありますけどね。ある意味芸能人のステマ広告もそうだけど、あれは分かりやす過ぎる。もしレビュー記事広告なんてのが本格的になってきたら記者という本職が書く分、広告との判別がつきづらく質が悪い。

本当であれば媒体側の矜持、プライドに広告基準なんて任せておけばいいのかもしれないんですけど、ネット媒体なんて稼げていないところも多いだろうし、歴史がないからどうしてもそういった矜持やプライドが希薄になりがち。(もちろん矜持やプライド持っているところもあると思いますよ)

ただ、媒体は大きな影響力を持っていることを認識し、誰に向かって情報を発信しているのかもう一度考えたほうがいいような気がします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る