ヒカキンを真似する小学生と、ジョブズを真似する経営者 経営者はたれぞうを目指せ

ジョブズにもヒカキンにもなれない経営者のプレゼン

なんか最近のIT業界のプレゼンを見ていると、すげー綺麗というかかっこいいんですよね。10年くらい前ならスーツ着て、プロジェクターに映ったパワポをレザーポインター使って説明する。あくまでと淡々と説明して終了、から質疑応答の流れ。

今はジーパンにシャツといったラフな格好で、まるでステージのようにスポットライトを浴びて、資料の説明に合わせて動きつつ説明。その資料もひと昔前のフォントがドーン!で3行でまとめるなんてやつじゃなくて、イラストやグラフ、場合によっては動画などビジュアルでも訴える。まあエンターテイメントみたいなもんです。

TEDなどはエンターテイメントとして見れるのでいいのですが、ビジネスのプレゼンとしてはどうなのかなと。昔は見た目としては数字を作ることが重要でしたけど、今は数字よりも見た目重視ですね。もちろん数字も出してはいますけど。なんだかあまりにもきらびやかなエンターテイメントを見せられているみたいで、結局ビジネスでなにをしたいのか、そもそも儲かるのかなんてことは二の次になっている感もあります。

それはそれで今の流行りなんでしょうけど、やっぱり本家本元のスティーブジョブズには敵いませんよね。特に日本人は。なんというかあの独特の間の取り方と言うのは日々の会話の中で培われるものでしょうから、一朝一夕でどうこうなるようなものでもないような気がします。

日本人のスティーブジョブズを真似したプレゼンを見ていると、ユーチューバーのヒカキンを真似する小学生のように見えてしまうんですよね、どうしても。ヒカキンは別に商品の紹介をすることで有名になったわけではなく、その前にボイスパーカッションで世界中の人から支持を得ているんです。小学生はそのことをあまり知らずに、商品の紹介をすることだけを真似する。

ジョブズだってプレゼンで有名になったわけではなく、アップルを作り、放逐され、ピクサーを作って、アップルに戻って、と言った様々な成功や失敗を繰り返し、世界でも有数の経営者と世間に認められたから、今までのプレゼンとは違うプレゼンが支持を集めたのでしょう。

あのプレゼンをそこらへんの経営者がやっていたら、「なにやってだこいつ」と言った感じです。

最近の日本人のプレゼンもジョブズの真似ばかりではなく、「ヒカキンがもっとも恐れた男 たれぞう」をぜひ見習って、オリジナルを超える模倣をしてほしいもんですね。

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