ラグビー協会がプロ化をぶち上げ 質の悪いスポーツと地方創生

TBSで日曜夜9時~放送している「ノーサイドゲーム」。めちゃくちゃ面白いかと言われるとそうでもないけど、安定した面白さがあり毎週見ています。昨日は主人公がチームの観客動員を増やすためにボランティアやイベントに選手を動員するけど、練習して優勝を目指す選手との葛藤を描いていました。で、最後にリーグ初戦で観客動員が去年は平均2,500人だったのがボランティアやイベント参加で1万人以上もの観客が来て選手もやる気が出てきた!ってところで次週へ。

ドラマの脚本としてはこうするしかないだろうなと言うのが感想。だっていまさらボランティアやイベントに選手が顔出したくらいで1万人以上集客できるなら今までのGMはどれだけポンコツだったのかと言うこと。そしてボランティアやイベントなど手あかが付きまくって最低限やるべきことしかドラマですらアイデアが出てこないのだからスポーツの集客がいかに大変か分かるはずです。

で、そんなノーサイドゲームと時を同じくしてラグビー協会が「プロ化」をぶち上げました。ドラマ内でも主人公がラグビー協会的な場所で観客を増やすために!って訴えていたけど、それにかぶせてきたような気がしてなりません。ほんとのところは知らんけど。

https://www.sanspo.com/rugby/news/20190729/ruo19072905030002-n1.html

記事によると今年行われるラグビーワールドカップで利用される12会場を本拠地とするチームを作るとのことです。そうですか。ある意味これはひどい話で、ラグビーワールドカップに作られた競技場がどういった経緯で作られたのか分かりませんが、ほとんどが自治体の協力、ようは税金を投入して造られていると思います。税金を使ったのにワールドカップ後の利用方法について何も考えていなかったのが、逆にラグビープロリーグ化に利用されると言うことが今さら発表されることによってはっきり分かってしまったのです。

まあ自治体側もそんなことは織り込み済みで、ラグビープロ化がまさに渡りに船と言った感じでしょう。だって何も考えていなかったのに「おらが町にラグビーのプロチームがやってくる!」と言えるわけですから。ただ実際はラグビー競技場の今後の利用方針を人質に取られて、プロラグビーに自治体も力を貸さざるを得なくなると思います。するとまた無駄な税金が使われるわけです。この辺はオリンピックパラリンピックも似たような感じになるかもしれません。

ラグビープロ化については対して異論はないんですけど、もしやるならラグビー協会が全て資金を出して競技場を買い取るなり、最悪税金に頼らない仕組みでプロリーグを運用するのであれば問題と思います。でも果たしてそうなるのか。今までを見ていると影に日向にスポーツイベントには税金が使われているのが実情です。

で、もしラグビーがプロ化したことで観客動員が増え、ビジネスとして成立すると言うならなんでトップリーグだとダメだったんでしょうか?少なくとも観客動員についてはトップリーグだろうがプロリーグだろうが人気があれば増えるはずです。なのにトップリーグが観客を集められないのは人気がないのか運営している団体の能力が足りないからでしょう。

そのあたりを反省もせずにプロリーグなんて言っても失敗するのは目に見えています。来年のオリンピックに向けてこれが最後のチャンスなのかもしれませんが、なぜトップリーグでダメだったのかラグビー協会はちゃんと考えないといけないんじゃないんですかね?

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