メディアの力の源泉は読者や視聴者であることを理解しないと、既存メディアは本当に滅ぶんじゃない?

最近、色々なメディアの記者の方とお話をする機会があったんですよ。僕としてもメディアに自分の事業を取り上げて欲しいのでごますりごますりするんですけど一向に取り上げてくれません。日本死ね。

さてそのメディアと言うのはいわゆるオールドメディアな方たちで紙の媒体で色々な情報を発信している感じな記者の方たちです。

なかなかご苦労されているようで、ネットのメディアを立ち上げたり様々なチャレンジをしていると言うことでした。

その時にふと思ったのですが、なんでこの人たちは若干上から目線なんだろうと。別に上から目線の方ばかりではないのですが、なんか端々に感じられるんですよね。

それとメディアの衰退と騒がれていても、どこか他人事のような。金を稼ぐのが仕事じゃない、ジャーナリズムこそが我々の使命だと言った感じ。

ジャーナリズムは別にいいんですけど、それは誇りのある仕事というだけで別にジャーナリストが偉いわけではないです。仕事に貴賎なしです。

それと彼らは基本的に超高級取りです。もちろん激務なこともあるのでしょうけど、それはなぜ自分が高給取りなのか考えた方がいいと思います。

そしてなぜ自分が容易(一般人に比べて)に様々な対象に対して取材などができるなどを考えた方がいいです。

「読売」「朝日」「日経」といった看板があるからでしょうか。

基本的にはそうですが、原因はもっと別にあります。当たり前ですが、各メディアが多くの人に読まれているからです。

極端な話、いくら「読売」「朝日」「日経」と言った看板があっても購読者が1人であれば誰も相手にしません。今、彼らが大きな力を行使できるのは「何百万人の購読者」がいるからです。TVだってそう。

新聞の購読者数が減ると言うことは直接的には「売上の減少」と言うことになるのでしょうけど、間接的にはより大きな「メディアとしての力」を削がれていくことになります。

これはTVのスポンサーのことを考えるとより理解しやすいです。TV局はスポンサーを獲得するために視聴率のいい番組を作ろうとします。視聴率が高い局や番組であればスポンサーも集まりやすい。視聴率とは多くの人が見ているという証拠です。

多くの人が見ていればそれだけスポンサーもCMを見てもらえて商品やサービスのPRになる。つまり「視聴者」にどれだけ多く見てもらえるかをTV局は考えています。

そういう意味ではTV局の方が自分たちの力の源泉をより理解していると思っています。

今、グノシーやスマートニュース、そしてyahoo!といったキュレーションアプリにどれだけ取り上げられるかがメディアの生命線だなんて言っていますけど、はっきり言ってこれは自分の首を絞めているようなものです。

肝心の力の源泉である購読者を外部のアプリに依存している。もし送客力を高めたキュレーションアプリがどこかの既存メディアを買収してしまったら一気に既存メディアは滅んでしまうでしょう。

既に既存の媒体は購読者を減らし、すがるような気持ちでネットメディアに参入したけどキュレーションアプリから送客を止められて購読者が伸びない。購読者のいないメディアに力なんてありません。

もし既存メディアが生き残ろうとするならば、キュレーションアプリを自前で作って「オールドメディア連合」として自社のニュースはそこにしか流さないくらいのことをしないと生き残れないでしょう。

それこそ去年の不祥事でサイトが休止中のキュレーションサイトが復活してきたら既存メディアもより厳しい戦いをしなければなりません。何せ記事1本にかかる費用が段違いで、質がそんなに変わらない、となればキュレーションサイトの方が生き残るのは自明です。

すでに朝日新聞は新聞事業ではなく不動産業としての利益の方が多いとも言われています。

もしオールドメディア連合が組めないなら、週刊文春や週刊新潮といったメディアのようにスクープ命で毎週の部数が大きく変わるメディアに鞍替えした方がいいでしょう。と言っても政治にしろ経済にしろスポーツにしろ、相手の言い分を聞くだけの記者にそんなことが出来るとは思いませんけどね。

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