やまもといちろうさんとダイヤモンドの記事に対するPR、メディア界隈の人の反応はオリンピックエンブレムの佐野研二郎さんを擁護する人たちに似ている
- 2015.11.12
- 意識低いネイティブ広告
意識低い社長です、こんにちは。個人的見解でブログを書くのが趣味です。
最近何かと話題のステマ広告ですが、先週発売になった週刊ダイヤモンドで一気に火が付いてきました。と言ってもネタ的には一般受けしないので、広告やPR、そしてメディア(主にネットメディア)を運営している人に火が付いているだけなんですけど。
【ステマ症候群:拡大版】 iPhone商戦の陰で広がる ステマ記事発注の舞台裏
http://dw.diamond.ne.jp/articles/-/15310ベクトル社が名指しステマ記事にホームラン級にアレな反論をして広告業界大困惑の巻
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20151103-00051076/
やまもといちろうさんはかなり前からこのステマ問題を取り上げていました。そしてダイヤモンドもちょこちょこと記事にはしていたのですが、今回は名指しでPR会社のベクトル社が祭り上げられることに。
ようは、ベクトル社がステマを各メディアに依頼し、クライアントにもノンクレ記事を掲載できますと言っていたことがかなり詳細に掲載されているわけです。
このダイヤモンドの記事に対してベクトル社は、はじめは知らぬ存ぜぬだったんですけど、逃げ切れないと思ったのか、一部認めるような文章を掲載しています。
一連の報道を受けてのお詫び
まあ、そんなわけでこれからこの問題がどうなって行くのかも注目なのですが、ポロポロと知り合いにPR、メディア関係の人がいるとFaceBookなんかで色々な反応があるわけです。
やれ、「交通費をもらったって、記事にするかはメディア次第」とか「こんなの慣習として当たり前だ」とか「ネットメディアだけが悪いんじゃない。TVや雑誌だってやってる」とか。
この人たちは一体何を言っているんだろう。PR会社にしろメディアにしろ、相手にしているのがクライアントだけだと思っているんでしょうか。記事を読む一般の読者のことは全く考えていません。
本来であればメディアは公平中立であり、そこに掲載されているものは広告以外は記者が責任を持って読者のためになる記事を書いているはずです。そもそもPR会社は「広告とPRの違い」をそのようにクライアントにも説明しているはず。
僕も前にPR会社の人に「広告とPRの違い」について教えてもらいました。曰く、「広告はお金を出して、ある程度クライアントの意思を持って掲載できるもの。PRは、あくまでも多くの人に知らせるための活動。PR会社に依頼しても、必ず記事になったりするわけではない」と。
まあ、そんなもんなんだろうなーと思っていたら、PR会社が率先してこんなことやってるんだもんね。
そして、その周りにいる人たちはなんでステマを擁護するんだろう。彼らの仕事がなくなるからだろうか。そうだとしたら、彼らは人をだますことを仕事にしているんだろうか。お金さえもらえば白も黒と言うのだろうか。最終的な責任はもちろんメディアにあると僕は思うけど、こう言ったやり方を蔓延させる彼らは本当にいなくなって欲しいと思う。
そうすれば、メディアにも良質な記事が増えてくるんじゃないかな。ステマのスペースが減って、良質な記事が増えればメディアも儲かるんじゃないんですか?
それとメディアの人たちは、すぐに収益構造の話に持っていくけど、儲からないなら辞めればいいんじゃないの?過去に栄えてきた産業だって時代の波に淘汰されている。あまつさえ、人をだまして金をもらうような産業とも言えないことをやっているなら、さっさと辞めてまともな職業に付けばいい。
文章を書きたいなら、まともな職業について給料もらってブログでも書いてればいいんじゃないでしょうか。
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