やっぱり比較記事と言うのは注意して読まないと情報操作させられる可能性が高いな 東洋経済オンラインのベッドの記事を読んで

やっぱり比較記事と言うのは注意して読まないと情報操作させられる可能性が高いな 東洋経済オンラインのベッドの記事を読んで

いつもいつもお世話になっている東洋経済オンライン。硬軟入り混じった記事は毎日数本更新されるので暇つぶしにはぴったりです。

で、今日も見ていたらこんな記事がありました。

「値段以上」は本当!ニトリのベッドの底力 無印、ニトリ、イケアをプロが本気で検証

http://toyokeizai.net/articles/-/71202

へー、ニトリのベッドってそんなにいいのか。腰を悪くしている母親になにかいいベッド、できれば安くて、と思って探していたりしたので、早速クリックして記事を読んでみました。

一口にマットレスといっても価格帯は千差万別。有名ホテルにおける御三家といえば日本ベッド、シモンズ、シーリーだが、価格帯はシングルサイズで15万~40万円とそれなりに値が張る。もっと手頃なブランドの商品で選ぶならどこがいいか。

やっぱり高級ブランドのベッドは高いよなーと思いつつ、いよいよ次のページで比較的手ごろな値段でイケア、ニトリ、無印のベッドの比較が始まるのかと思ったらいきなり結論が。

最近は無印やイケアなどでも魅力的な商品があるが、仕事柄、さまざまなベッドを寝比べている筆者は、その中でも「ニトリ」の自社オリジナルマットレス「Nスリープ・プレミアム」に1票を入れたい。

おい!イケアと無印のベッドの使い心地はどこでレビューしたんだよ!と突っ込みを入れつつ、まあ、そのうち出てくるかなと思って記事を読み進めていたんですよ。そしたら一向にイケアと無印のベッドは出てこないでニトリのベッドの話を3ページにもわたり解説。

さらに「プロはこうやって寝比べる!」ってあるから見てみたら、ニトリのベッドを寝比べているだけ。まあ、確かに他のベッドにも応用できるんだろうけどさ。

そしてこの記事を書いている方の肩書は「二級建築士/インテリアコーディネーター 」。著者プロフィールを見るとリフォームやインテリアコーディネートはお仕事としてされているみたいだけど、ベッドのプロ的な臭いは全くせず。記事の冒頭に書いてある通り、インテリアの仕事をしていたら「仕事の一部」としてベッドの選定などもやるんだろうけど。これはまあ専門的な資格があるわけでもないだろうから問題ないと思うけど。

それにしても「「値段以上」は本当!ニトリのベッドの底力 無印、ニトリ、イケアをプロが本気で検証」って煽っておきながら、記事内では検証なんてしてないし、プロってのもなんだか説得力がない。検証したっているならせめて無印やイケアのベッドがどうだったのか、ニトリのベッドと同じくらい記事の中に書いて欲しい。

なんかここまで露骨だと疑問に思う人がいるんじゃないだろうかって思うけど、twitterでのこの記事のつぶやきとか見てると、そうでもないみたい。

無論、公平中立にイケアもニトリも無印も検証したうえでこの記事ができていると信じたいけど、それならしっかりと他のメーカーの使い心地を書いてもらいたいもんだなと思うわけです。

【そんな訳で自分でしっかり選びましょう。下は広告です】