上西議員の釈明会見での橋下市長はさすが弁護士と言った感じ

上西議員の釈明会見での橋下市長はさすが弁護士と言った感じ

先週末、ニコニコ生放送で色々と話題の維新の上西小百合衆議院議員の会見を見ていました。予定時間を遅れてのスタートだったのですが、橋下大阪市長はさすがと言った会見でしたね。

ニコニコに流れるコメントもはじめは上西議員に対して厳しいものでしたが、橋下市長が関西テレビの取材姿勢にたいして問いただしたあたりから雲行きが怪しくなってきました。そもそも関西テレビの記者の方の質問がかなりあいまいな感じで、ニコニコのコメントでは記者の方への励ましの言葉が飛んでいたのですが、橋下市長が上西議員を取り囲んだカメラが全て関西テレビのものかと質問したあたりで攻守一転。

橋下市長は「フェア」な取材を求め、その後の上西議員の宮津への旅行疑惑についても、1万9千円の食事が関テレの報道では議員と秘書の二人での金額だったのが、実は6人くらいでの金額だったりとか、宮津のお店に取材に行った記者が上西議員のライバル議員のもとでインターンをしていた過去があったことを確認していくあたりでニコニコのコメントが「橋下市長さすが」と言った流れになりました。

とは言え評価されるのは橋下さんだけで、当事者の上西さんは橋下さんのせっかくのフォローがあったにもかかわらず、ところどころで自分の主張をして、されにそれが反省をしていないような内容だったのでニコニコのコメントは非難の嵐。最終的には維新で結論を出すということで会見は終了し、結果は除名処分と言うことになりました。

結局のところマスコミ的には14日15日の不倫旅行疑惑を上西議員に喋ってもらいたかったわけなんですけど、議員としての職責としては13日の本会議を欠席したことの方が重要。橋下さんは一生懸命、ここの切り分けを行い、13日(それと12日)の行動については平謝り、14日15日については報道機関にもフェアな報道を求める形で、マスコミとしてては一番美味しいところを封じて報道をトーンダウンさせたかったのだと思います。

会見を見ていても、マスコミの質問は15日にほぼ集中していて、上西議員も13日については平謝りだったのですが、15日の質問とマスコミの取材姿勢に関しては無駄に反論をしてしまっていました。

いずれにせよ橋下さんが言っているように、国民目線で言えば議員として到底許容できるふるまいではないので除名はほぼ既定路線だったのかなと。ただ、もしあの会見で上西議員が反論せずに全てを平謝りで通していたら、除名はなかったのかもしれません。

それにしても本当に面白い会見でした。お時間ある方はニコニコ動画のタイムシフトをご覧になることをお勧めいたします。