トヨタのベアアップは良いニュースのような気もするけど、ここでも格差が広がるんじゃ・・・

トヨタのベアアップは良いニュースのような気もするけど、ここでも格差が広がるんじゃ・・・

トヨタが前年を上回るベアを承認したみたいですね。日立製作所と三菱電機もそれぞれ3000円だとか。いやーうらやましい。

トヨタ、ベア4000円超へ…前年大幅に上回る

基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)が焦点となる2015年春闘で、トヨタ自動車など大手自動車と、日立製作所など大手電機が、前年を大幅に上回る水準で妥結する見通しとなった。

読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150312-00050004-yom-bus_all

まあ、といってもこれは一部上場企業のような大きな会社の話だと思うんですよ。そこらへんにある中小零細企業なんてまだまだ給料アップなんて感じにはなってないような。トヨタとか日立などの大手が景気回復して給料上がったってニュースは分かりやすいんですけど、それで景気回復って言われてもなー。

個人的にはベアアップもいいけど、下請けにお金を回していって欲しいと思っています。

どちらが本当なのかは分かりませんが、トヨタは下請けに毎年のように要求していた値下げ要求をしなかったそうです。でも一方では値下げ要求したという話もあるようで良く分かりません。

トヨタ、下請けに値下げ要求せず 政府に言われる前に手を打った?

トヨタ自動車が、下請けメーカーから調達する部品について、2014年度下半期(2014年10月~2015年3月)は購入価格の引き下げを要求しないことを決めた。

トヨタ本体が円安の恩恵を受け続けるなか、数万社に及ぶ取引先に業績改善の一部を還元する。円安は原材料高などで中小企業の経営を圧迫するとも指摘されるなか、サプライチェーン(供給網)を強化しグループの競争力を底上げする。

J-castニュース
http://www.j-cast.com/2014/11/11220432.html

業績絶好調のトヨタ 一方で下請けは値下げを強いられ疲弊

去る2月4日トヨタ自動車は、今期決算(2015年3月期)の連結営業利益が、前期比18%増の2兆7千億円に達し、過去最高益を更新する見込みであることを発表した。このトヨタの好業績は、円安を背景に輸出採算性が大きく改善したことが大きく寄与したためと見ていいだろう。

NEWSポストセブン
http://news.livedoor.com/article/detail/9872299/

まあ、いずれにせよ下請けの部品代については上がったということはないみたいですね。下がっているか現状維持かだけ。従業員数で言えば圧倒的に下請けの会社の方が多いはず。トヨタほどになると何層も下請け会社があるので、その上位の層はもしかしたら納入代金上がっているかもしれませんけど。

でも、このままだと上位企業と下請け企業ではどんどん格差が広がっていくと思うんですよね。政府としては大手企業の賃上げを促してニュースにして、給料これだけ上がってるんですよ!って言いたいのかもしれませんが、中小企業にも恩恵があるような政策を作って欲しいですね。

以上儲からない中小企業社長のポジショントークでした。