Gunosyのアクティブ率っていったいどれくらいなのか。発表会を使ったメディアの上手い(?)使い方

いつになったらGunosyはMAUとDAUを教えてくれるのか?

僕も毎日使っている便利アプリGunosy。日々適当なニュースを配信してくれているので暇つぶしにはもってこいです。そんなGunosyが昨日「第1回事業戦略発表会」ってのを行ったそうです。メディア関係者も400名ほど集まったということです。これはすごい。

なにを話したのかというのはlogmiさんでばっちり全文公開されているのでそちらをぜひご覧くださいませ。

【全文】「グノシー5,000万人都市構想」 Gunosy代表・福島良典氏が新戦略の全貌を語る–記者発表会

http://logmi.jp/27930

内容としては

・Gunosy経由で最大1000億円くらい経済活動が生まれている(かもしれない)

・スマホポータルを目指す!「グノシー5,000万人都市構想」

・Gunosyで興味を引き、そこから購買まで繋げる

・1年後2000万ダウンロード!(を目指す)

といった感じ。まだ続きがあるみたいなのでlogmiさんよろしくお願いいたします。他のニュース媒体でも大体こんな感じですね。

目標とか構想を語るのは非常に重要なことだと思います。今回の内容については主に株主向けのような気もしますが。これだけメディアが集まってニュースにしてくれれば、広報効果も高いといった感じでPR会社なんかも噛んでいるのではないかなって感じです。Gunosyユーザーにはほぼ関係のない話ですからね。Gunosyは株式をまだ公開していないので、まんまPRと見た方がいいでしょう。

さて、僕的には内容としてはほんとどうでもいい話でした。結局のところユーザー数を増やして広告で稼いでいくぜ!ってことを言いたいだけじゃんといった感じです。もちろんその広告の質を高める、コンバージョンを上げるために「プラットフォーム」を作るということみたいですけど、具体的にどのような形になるのかは語られていません。もしかしたらlogmiにこれから追加される部分で語られているかもしれませんが。少し下記の記事では言及されていますね。

Gunosyの新コンセプトは”5000万人都市構想”、スマホ時代のポータルを目指す新サービス「Gunosy Platform」を12月に提供開始予定

http://thebridge.jp/2014/11/gunosy-platform

「ユーザーチャンネルに登録する」ってメルマガ申し込むのが簡単になっただけなんじゃないんですかね・・・。まあ、メルマガよりは一体感あるかもしれないけど。

■そんなことよりMAUとDAUを教えてちょうだい

で、全体としては鉛筆なめなめ事業計画発表会のような感じなんですが、Gunosyウォッチャーの方が一番注目していたことが結構序盤にあっさりと語られていたのに驚きました。それはGunosyのアクティブ率はどれくらいかということ。スマホアプリの指標として取り上げられるのがダウンロード数ですが、最近ではMAU(マンスリーアクティブユーザー/月間アクティブユーザー)やらDAU(デイリーアクティブユーザー/1日の利用ユーザー)といった実際にどれくらいの方がアプリを利用しているのかというところに注目が集まります。

いくらダウンロード数が多くても実際の利用者数が少なければ意味がありません。言ってみればダウンロード数は箱の大きさであって、いくら箱が大きくてもなにも入っていなければ仕方がありません。例えとしては、1000人入る映画館があったとしても、観客が0ならば儲けもないってことです。買い切りのアプリに関しては、ダウンロード数を指標にするのは良いと思います。

じゃあ、Gunosyのアクティブ率はどれくらいなのかというと、なんと46%!これはすげー!まじかよ!

このアクティブ率の定義ですが、DAU(デイリーアクティブユーザー)をMAU(マンスリーのアクティブユーザー)で割ったものになります。

うん?なんかおかしくないですか、これ?いやいや、600万ダウンロードか700万ダウンロードか知らないけど、こちとらそのダウンロード数に対するアクティブ率が知りたいんですよ!何勝手に「DAUをMAUで割ったもの」を「アクティブ率と定義します」なんて言ってるんですか。

極端にいえばMAUが100人(600万ダウンロードで月間利用者が100人)でDAUが50人(600万ダウンロードでも日間利用者が50人)でもGunosyのいうアクティブ率は50%になるわけです。こんなのをどや顔で発表されてもなー。

通常分かりやすい実績というのはもっと単純に発表するものです。例えばダウンロード数なんて分かりやすいんで宣伝にも使ってますよね。

でも今回のアクティブ率はわざと分かりにくくしている。そして多分定義がおかしい。Gunosy的にはあってるんだけど。

■疑問を持たないメディアの方っているんですかね

単純にMAUとDAUの数字を出せば良かったのに、なんでそんな手の込んだことをしたのか。まあ普通に考えればあまりいい数字じゃなかったと考えられますよね。ダウンロード数みたいにインパクトのあるいい数字ならジャンジャン発表するのに、しないということはそういうことなんじゃないかという疑念が残ります。

で、結構同じ疑問を持つ方がいるんですよ。

というかメディアの方ならそこが一番気になるはず。Gunosyは本当に使われているのか。今回の発表会について色々なメディアの記事を見てみたのですが、多くのメディアがこのアクティブ率についてはスルーしています。あくまでもGunosyの未来について好意的に書いているだけ。

メディアがどこを取り上げようと自由なのですが、記者の方は疑問に思わなかったんですかね。真っ先に質問したい項目だと思うんですけど。もしかしたら質問したけど記事にはしなかったのかな。

■WEB媒体はGunosyには逆らえない?

これは妄想ですが、冒頭にも書いたとおり今回の発表会はGunosyのPRの場だったということではないでしょうか。Gunosyのいいとこだけ記事にする。踏み絵みたいな?

もしこれからGunosyが強大な送客数を実現できるようになれば、WEBの媒体に取ってみてはGunosyの機嫌を損ねるわけにはいきません。今ですらGunosy砲と言った言葉があるようにGunsyに掲載されることによってPVが増えたなんてことがあるみたいですから。もし、そこで恣意的にGunosyが特定のメディアを取り上げないようなことをしたら・・・。まあ、WEBを主戦場にしている媒体にとっては結構大変なことになりますよね。

つまり今回多くの人が気になるアクティブ率については、なんだかよく分からないGunosyの定義で発表し、それついて疑問を持ちあまつさえ突っ込みを入れる記事を書くような媒体は要チェックですよ!みたいな。あ、これ全部妄想ですから。天下のGunosyがそんなケチなことしないと信じてますよ。

■多分評価の高いメディア(Gunosy的に)

そう言った意味では非常にうまいメディアの使い方だったと思いますね。特に下記の二つの媒体については酷・・・、じゃなくてGunosyも高得点を付けたのではないでしょうか。

Gunosyの「5000万人都市構想」とは何か? 新戦略を発表

このうち100のメディアには月100万PVの誘導があり、アクティブユーザーのうち毎日アクセスしている割合は46%

ビジネスメディア誠

http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1411/12/news043.html

いいですねー。積極的にGunosyが定義するアクティブ率を記載する姿勢。しかもなんだか「作文」しちゃったみたいで、よりいっそうアクティブ率の定義が分かりにくくなっているところが高ポイントだと思います。

そして極め付けがこちらの記事。

グノシー:スマホポータルへ、買い物や旅行サイトと提携へ

同社の発表によるとグノシーは現在、700万ダウンロード。アクティブユーザー(実際のサービス利用率)は46%

毎日新聞
http://mainichi.jp/feature/news/20141111mog00m020009000c.html

これはGunosyの定義を完全に履き違えて、さらにその上を行くという超ウルトラC!Gunosy的にはまさにしてやったり、じゃなくて足を向けて寝れないような感じじゃないでしょうか。・・・毎日新聞しっかりしろ!

とまあ、長くなりましたが非常に妄想のはかどるいい発表会だったと思います。

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